●蜂蜜以外にもたくさんある乳児に与えてはいけないモノ
蜂蜜を原因とする乳児ボツリヌス症で東京都の生後6カ月の男児が亡くなり、子育て世代に衝撃が広がった。蜂蜜以外にも1歳未満の乳児に離乳食として与える場合には慎重な対応が必要な食材があり、国などは改めて注意を呼び掛けている。
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蜂蜜を原因とする乳児ボツリヌス菌。
乳児ボツリヌス菌が原因で東京都の生後6か月の男児が亡くなる悲しい事件が起きました。
通信販売で食べ物を購入でき、図書館に行かなくてもレシピが調べられる時代。
インターネットが生活の一部になっている私たちはどう事件と向き合えばいいのでしょうか?
乳児ボツリヌス菌が原因で東京都の生後6か月の男児が亡くなる悲しい事件が起きました。
通信販売で食べ物を購入でき、図書館に行かなくてもレシピが調べられる時代。
インターネットが生活の一部になっている私たちはどう事件と向き合えばいいのでしょうか?
東京都は7日、ハチミツを与えられたことが原因で乳児ボツリヌス症になった足立区の生後6カ月の男児が死亡したと発表した。男児の家族が約1カ月間にわたってハチミツが入った離乳食を食べさせていたという。
「1歳未満の乳児にハチミツを与えないで!」――厚生労働省や消費者庁、東京都などが注意を呼び掛けている。
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インターネットでテレビを騒がせたボツリヌス菌。
ボツリヌス菌は海や河など多くの場所に存在しているモノです。
殺菌するには120度で4分以上加熱する必要があり、普通の家の台所では殺菌は難しいのが現状です。
食器や調理器具を徹底して洗うなどの対策も必要ですが、一番はボツリヌス菌を乳児に与えない事。
ボツリヌス菌は海や河など多くの場所に存在しているモノです。
殺菌するには120度で4分以上加熱する必要があり、普通の家の台所では殺菌は難しいのが現状です。
食器や調理器具を徹底して洗うなどの対策も必要ですが、一番はボツリヌス菌を乳児に与えない事。
たったひとさじのはちみつが体にいい、作りたてより一晩寝かせた方がカレーにはコクが出る…これらの“常識”が、時として人の生命を奪うことがある。そんな最近のニュースに、ハッとした人も多いだろう。
今回の事件が起きてしまったことに「非常識だ」と驚いているのは現役のパパ・ママたち。
「1才未満の子にはちみつをあげてはいけないのは常識だと思っていました」(35才・会社員)
「はちみつはダメ。病院でそう教わりましたよ」(32才・主婦)
その一方で、もっとびっくりし、戸惑いを隠せないのは、祖父母世代だ。
乳児に与えるボツリヌス菌の影響。
それがクローズアップされたのは1980年代。
厚生労働省が指導するようになったのは1987年。
それまでは蜂蜜がやや高級な品とあって、乳児に与えるケースが少なかったようです。
インターネットで間違ったレシピが掲載されるのも問題ですが、高齢者の間違った子育て知識の見直しも求められています。
それがクローズアップされたのは1980年代。
厚生労働省が指導するようになったのは1987年。
それまでは蜂蜜がやや高級な品とあって、乳児に与えるケースが少なかったようです。
インターネットで間違ったレシピが掲載されるのも問題ですが、高齢者の間違った子育て知識の見直しも求められています。
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「はちみつが乳児ボツリヌス症の原因ではといわれるようになったのは1980年代で、厚生労働省が指導するようになったのは1987年。ですから、赤ちゃんにはちみつを与えてはいけないことを今の祖父母世代が知らないのは、仕方のないことなんです」
さらに、1才未満の幼児には、アレルギーの観点から生卵、牛乳は慎重に、ピーナッツ、かに、えびなどは2、3才くらいまで待つのが無難だという。
ボツリヌス菌は成人の腸では対処できる場合が多く、大事には至らないケースがほとんど。
しかし、1歳未満の乳児の腸では対処が難しく、今回の事件のように深刻な結果になる事も考えられます。
しかし、1歳未満の乳児の腸では対処が難しく、今回の事件のように深刻な結果になる事も考えられます。