2017年10月3日 更新

数字を雑に扱うと会社が潰れる!?|目標設定の大切さを考える

数字はウソをつかない。にもかかわらず、その数字をないがしろに扱い、自らの成長を妨げている会社が日本には数多く存在する。トライオン代表取締役 三木雄信氏が考える数字に弱い会社の定義を抜粋し、見ていきます。

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数字を『分析』せず、数字を『出す』ことが目的に…

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成果につながらないムダな数値化を繰り返す「数値化メタボ」に陥り、生産性や現場の士気が低下している日本企業は少なくありません。特に経営不振に苦しむ企業では、こうした傾向が強いようです。
数値化は、あくまで問題解決のための手段です。数値化をするからには、解決したい問題があり、達成したいゴール(目標)があるはずです。

ところが「数値化メタボ」に陥る企業では、肝心のゴールがあいまいなまま、数字だけを集めようとします。
たくさんのデータを収集したり、膨大な数字を眺めたりしていると、何となく仕事をしている気になりがちです。しかし、ゴールに結び付かない数字をいくら集めたり分析したりしても、意味がありません。目標達成の役に立たない数字は、無用の長物でしかないのです。
ゴールがあいまいなまま数値化をする、という作業をしている会社は実に多い。
筆者が会社員時代のクライアントにもまさにこういった会社がいた。

社内会議で使うためだけに、ひたすらにデータ・数字を集める。週の中で行う自身の仕事のほとんどを、このデータ集めに費やしている人が確かに存在したのだ。
「これは何のゴール(目標)のために集める数字なのか」を上司に確認し、目指す地点を明らかにしてから、何がゴールにつながる数字なのかを自分で考え、適切な場所へ取りにいく。それをやろうとする意志を持つ人しか、数値化を問題解決に役立てることはできません。
上司がしっかりとした意志を持って数字を集めているなら問題ないが、おそらくそういったしっかりした考えのもと、数値化を実行できている会社は決して多くはないのだろう。

なぜこの数字になったのか。理由がない

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大企業や歴史ある企業でよく陥りがちなのが、「数字のマンネリ化」です。

昔から数字の取り方や資料作成のフォーマットが決まっていて、時代が変わってもそれを使い続けている。そんな会社が多いからです。
問題解決のためには「商品ごとの数字」を見なくてはいけないのに、「毎月の営業会議では、店舗ごとの数字を報告する」というのが慣例になっているために、誰も商品ごとの数字を取りにいこうとしない。そんなことが起こりがちです。
しかし、店舗ごとの数字をいくら見ても改善しないなら、それは計測の仕方が現状に合っていない証拠です。その場合は、何らかの仮説を立て、別の数字を計測して、問題のありかを突き詰めるべきだということです。
数字を雑に扱う会社は、数字を持ってくる場所にもこだわらないことが多い。

ビスマルクの名言『賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ』のように、なんとなくこうやってきてたから、というだけで抽出されてしまっては、数字そのものが可哀そうに思えてくる。

その数字抽出を行っているのも、給料をもらっている社員だ。
金を払い、無駄な数字を集めている。ということに気づけていないのは会社の成長の妨げ以外のなにものでもない。
数値化の手法や基準はずっと固定せず、その時々の状況に応じて、必要な数字を取りにいかなくてはいけないのです。
目標数字の設定においても同じことが言えるだろう。
「昨年はこうだったから、今年はその120%増しで。」そんな目標設定をしていては、不景気になったときに絶対に瓦解してしまう。
数字はそんなに単純なものではないのだ。

まずは、やる!やった後の数字からしか、成功は導けない

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ビジネスは「実行ありき」です。

どれほど綿密な計画を立てても、はっきりいえば未来のことなんて「やってみなけりゃわからない」のです。
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この記事のキュレーター

山岡ソースケ 山岡ソースケ