2017年3月12日 更新

草食系男子は本当に実在するのか!? バブル世代も恋人がほとんどいなかった事実がデータで判明!?

今時の若者は・・・会社の上司に限らず、政治家の先生など多くの方が一言漏らしてしまう若者への不満。その矛先として草食系男子への批判があります。「女性をリードすることもできない」、「俺たちの若いころはもっと恋したのに」。そんな声が聞こえてきそうですが、本当に今時の若者は恋愛に消極的な草食系なのか?また、バブル世代の男たちは本当に恋愛ばかりしていたのでしょうか?

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●今時の男は本当に草食系なのか?

「近頃の若いモンは…」というのは、遥か昔、古代ギリシャのソクラテスやプラトンの時代から、お年寄りの口癖だったと聞きます。いつの時代も、大人たちは若者を”自分とは違う生き物”として扱いたいようです。
「最近の若いモノは●●で困っている」
「俺たちの若いころはもっと●●したものだ!」
こんなセリフを吐くのは今に始まったことではないようです。
ソクラテスやプラトンがいたギリシャ時代から若者への不満はあったのかもしれません。

そうした中で起こっている草食系男子の批判。
恋愛に消極的で、晩婚化の原因になっている。

「最近の若い男はもっと頼りにならないといけない」
「女性をデート中にリードできない男性はなんとまあ・・・」
本当に今時の男は恋愛に興味がないのでしょうか?
Free photo: Heart, Love, Hands, Valentine'S Day - Free Image on Pixabay - 462873 (10600)

したがって、女性に告白した際に「友達でいましょうね」と返されたら、それは大方のケースでフラれたということです。百歩譲って「異性の友人も交際相手である」という説に同意するとしても、それはせいぜい10代、それも中学生くらいまでの話ではないかと思います。
国立社会保障・人口問題研究所の行った調査では「恋人のいる率」が80年代からそれほど変化していない。
それが見て取れます。

もちろん、常に同じ率ではありませんが、「最近の若者は恋愛に興味がない・・・」というのはデータを見る限りそうは思えないかもしれません。

10パーセントや一桁になれば、恋愛離れ、晩婚化・少子化の原因。
そう取ることもできるかもしれませんが、大きな目でみれば変動はありません。
ほぼ変わらないのに、「なぜ?草食系男子は恋愛しない」と言われるようになったのでしょうか?
 2006年9月に開始した「U35男子マーケティング図鑑」。その第5回(2006年10月)に登場した「草食男子」が、2年の時を経て各方面で話題を呼んでいる。今、「草食男子」が注目を浴びる理由は何か。連載著者であり、名づけ親である深澤真紀氏にお聞きした。
Free photo: Love, Valentine'S Day, Heart - Free Image on Pixabay - 1981860 (10604)

 かつて、男性にとって、恋愛とセックスは「積極的」(ガンガンいく)か、「縁がない」(もてない)かの、大きく2つに分かれていました。
 現在U35男子の中には、この2つのパターン以外に新しい人種が誕生しています。
データを見れば、いつの時代の男女も同じような交際率だったのかもしれません。
「彼氏・彼女がいる交際相手の割合」として、いつの時代もほとんど30パーセントが基本です。

30パーセントという割合がイメージできないかもしれませんが・・・
20人の高校の1クラスに恋人がいるのが6人くらい。
皆さんの青春時代を振り返れば、そうだったのではないでしょうか?

草食系男子と増加というより・・・
いつの時代も7割型の男性は恋人がいなかったのです。
いやいや、そんなことはない、と反論される方もいるでしょう。グラフ(男性の部分)を見れば、確かに1982年と2015年で彼女のいる割合に大きな差はないが、1992~2005年にかけてはずっと25%以上だった。
Free photo: Love, Feeling, Valentine'S Day - Free Image on Pixabay - 2012533 (10608)

今から30年前、1986年の新聞にこんな記事がありました。今は50代を超えている「新人類世代」の新入社員に対する、当時の上司の愚痴のようです。
驚くことですが、データを見ると恋人がもっとも少ないのがバブル世代の人たちです。
お金に余裕があり、誰でも正社員になれる夢のような時代。

バブルに戻ってみたい・・・
そう思う人も多いですが、恋人の有無に関して言えば今よりも少なかったのです。

携帯電話の登場、インターネットによる情報量の変化、作業用ロボットや自動改札の導入など社会状況はバブル期と比べて大きく変化しています。
コンビニだってバブル時代は今ほど多くなかったはず。

それでも恋愛という部分に関しては、昔から男は奥手で女性にアプローチできなかったのかもしれません。
――恋愛にガツガツしない若い男性を指す「草食系男子」という言葉が定着し、彼らを擁護する論もあります。サル学者としてどうみますか。
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