2018年5月17日 更新

高畑勲監督を偲ぶ「ジブリ美術館」お別れの会|遺した数々の偉業と“盟友”宮崎駿監督との出会い

4月5日に肺がんで亡くなったアニメーション監督の高畑勲さん(享年82歳)を偲ぶ「お別れの会」が5月15日「三鷹の森ジブリ美術館」で営まれました。長年行動を共にしてきた“盟友”宮崎駿監督、鈴木敏夫プロデューサーら関係者約1200人が参会し、高畑監督に最後の別れを告げました。高畑さんとの出会いのエピソードも振り返りました。最後に、高畑さんが「やりたかったこと」は?そして、遺した数々の偉業を振り返ります

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高畑勲さんを偲ぶ「お別れの会」

2018年4月5日、長年「スタジオジブリ」などでアニメーション制作をしてきた高畑勲監督が肺がんのため82歳で世を去りました。
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高畑勲さんを偲ぶ「お別れの会」が、5月15日に三鷹の森ジブリ美術館(東京都三鷹市)で営まれ、長年行動を共にしてきた“盟友”宮崎駿監督などがお別れの言葉を述べました。
午前の部には、宮崎駿監督、鈴木敏夫プロデューサーら関係者約1200人が参会し、高畑監督に最後の別れを告げた。
「お別れの会」は、宮崎監督と鈴木氏の「ジブリとして盛大なお別れの会で見送りたい」という言葉を受け、高畑監督が愛したジブリ美術館で行われることになった。
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祭壇と遺影は野に咲く花たちで囲みたいという意向で、「高畑監督の作品にあるどれかでもなく、『祭壇風』でもない」といい、温かみのある草花たちで包み込みたいという宮崎監督の思いでデザインされたという。

宮崎監督

開会の辞を務めたのは、高畑監督の東映動画(現・東映アニメーション)時代からの盟友である宮崎監督。
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宮崎監督は「定かではない部分があるが(高畑さんは)朝が苦手な男。東映でも朝駆け込んでタイムカードを押さずに水道の水をぱくぱく飲んでいることからパクさんと呼ばれた」と話し、
「パクさんは95歳まで生きる人だと思った。初めて言葉を交わしたことを覚えている。雨上がりのバス停の水たまりのところで、高畑勲ことパクさんに声をかけてもらった。あの時の顔をありありと思い出す」ととつとつと思い出を語っていった。
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「1963年。パクさんが27歳、僕が22歳の時、僕らは初めて出会いました。初めて言葉を交わした日のことは、僕は今でもよく覚えています。黄昏時のバス停で、僕は練馬行きのバスを待っていた。
雨上がりの水たまりの残る通りを、1人の青年が近づいてきた。穏やかで賢そうな青年の顔が目の前にあった。それが高畑勲ことパクさんに初めてあった瞬間だった。55年前のことなのに……なんてはっきり覚えているのだろう」と言葉を詰まらせながら、2人の出会いを振り返る。
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