●ゴミ屋敷の住人は「自己中心的な人」とは限りません
テレビ画面いっぱいに映し出されるゴミ屋敷の実態。
家や部屋の中だけでなく、公道にまで溢れ出たゴミ。
近隣住民や役所の担当者が話し合いに行っても怒って追い返される。
偏屈で自己中心的な人間・・・
ゴミ屋敷の住民のイメージは少なからず、そんなモノがあるのではないでしょうか?
もちろん、近隣住民を苦しめるゴミ屋敷の住民は「なぜかゴミに愛着を覚えて捨てられない」という人が多いでしょう。
しかし、中には「身体が動かずゴミを捨てたくても捨てられない」という結果でゴミ屋敷になる「ゴミ出し難民」も存在するのです。
家や部屋の中だけでなく、公道にまで溢れ出たゴミ。
近隣住民や役所の担当者が話し合いに行っても怒って追い返される。
偏屈で自己中心的な人間・・・
ゴミ屋敷の住民のイメージは少なからず、そんなモノがあるのではないでしょうか?
もちろん、近隣住民を苦しめるゴミ屋敷の住民は「なぜかゴミに愛着を覚えて捨てられない」という人が多いでしょう。
しかし、中には「身体が動かずゴミを捨てたくても捨てられない」という結果でゴミ屋敷になる「ゴミ出し難民」も存在するのです。
via pixabay.com
公道に溢れ出るゴミの山、偏屈な家の主、困り果てる近隣住人…。「ゴミ屋敷」と聞いて思い浮かべるこうしたイメージは、今や昔のものになりつつある。
昨今、外から見えない「マンションゴミ屋敷」が激増している。昨今このゴミ屋敷問題に新たな悲劇が生まれている。「高齢世帯」のゴミ屋敷化である。
しばらく見ないうちに、実家が「ゴミ屋敷」と化していた――。こうした悩みを抱える子世代は、今や珍しくなくなった。だが、片付けようとしても「捨てるな」と言われ、親と衝突するケースも多い。もめずに片付ける秘訣は「物を捨てないこと」。
「私死亡の時 十五万円しかありませんが 火葬 無えん仏にしてもらえませんか 私を引取る人がいません」。かすれた筆跡の遺書には2015年1月に神奈川県横須賀市で孤独死した70代の男性の最期の願いが込められていた。
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「ゴミ出し難民」とはどんな人をいうのでしょう?
キレイ好きとは言いませんが、日常的に掃除をし、ゴミを捨てる意欲があるのに、足腰が弱く、ゴミ捨て場まで持っていく事ができない。
もしくは、ゴミ捨て場が遠く、とても歩きや自転車で持っていけない。
そうして次第にゴミが家に溜まり、捨てる意欲もなくなっていく・・・
高齢者の中にはゴミの分別方法やゴミの日を忘れるなどのトラブルもあるようです。
キレイ好きとは言いませんが、日常的に掃除をし、ゴミを捨てる意欲があるのに、足腰が弱く、ゴミ捨て場まで持っていく事ができない。
もしくは、ゴミ捨て場が遠く、とても歩きや自転車で持っていけない。
そうして次第にゴミが家に溜まり、捨てる意欲もなくなっていく・・・
高齢者の中にはゴミの分別方法やゴミの日を忘れるなどのトラブルもあるようです。
2015年6月にも、埼玉県の住宅で、80代の女性が遺体で発見された。女性はひとり暮らしで、室内は足の踏み場もないほどのゴミで溢れていた。いずれのケースもセルフネグレクトによる孤独死の可能性が指摘されている。
自宅の敷地にごみをため込み、悪臭などで近隣に迷惑が及ぶ「ごみ屋敷」。東京都足立区は強制撤去も辞さない条例案を区議会に提出している。区議会で月内に可決されれば来年1月にも施行する。撤去費用の肩代わりや、居住者の精神面のケアや生活再建の支援にも取り組む内容。
周辺住民を悩ませる「ごみ屋敷」が社会問題化する中、住人には認知症や疾患、障害を抱えた高齢者も多いとして、公的な支援を求める声が強まっている。治療を拒む例もあり、こうした状態を自分への虐待とも言える「セルフネグレクト」(自己放任)と法的に定義すべきだとの指摘もある。
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深刻な社会問題となっている「ごみ屋敷」。悪臭やネズミ、ゴキブリなど害虫の発生など被害を受けている近隣住民の苦情も、「ごみではない」と家主側が私有財産を主張すれば手も足も出せず、最後は行政による強制撤去というケースがほとんどだ。
ごみ捨て場などから多額の現金が見つかる事例が各地で相次いでいる。警察庁によると、拾得物として届けられた現金は2016年に計約177億円に上り、近年は増加傾向が続く。
ゴミ屋敷に暮らす高齢者は独り身が多いです。
独身を貫き通した人も多いですが、配偶者や子供がなくなり、心が沈み、家の事が何も手に付かない人も多いようです。
仕事や家事だけでなく、ゴミ捨てもやる気が起きず、結果として引きこもり、家がゴミだらけになってしまった。
そんなケースは珍しくないようです。
独身を貫き通した人も多いですが、配偶者や子供がなくなり、心が沈み、家の事が何も手に付かない人も多いようです。
仕事や家事だけでなく、ゴミ捨てもやる気が起きず、結果として引きこもり、家がゴミだらけになってしまった。
そんなケースは珍しくないようです。