●鳥貴族はいかにワタミに勝てたのか?
居酒屋は日本に多すぎると言われています。
業界全体を見ても、プレイヤーの入り込みが激しく、多くの居酒屋チェーン店で苦戦を強いられています。
今まで業界トップクラスを維持してきたワタミも苦戦するお店の1つ。
そんなワタミに対抗するように右肩上がりの経営を実現する企業があります。
それが「鳥貴族」。
業界全体を見ても、プレイヤーの入り込みが激しく、多くの居酒屋チェーン店で苦戦を強いられています。
今まで業界トップクラスを維持してきたワタミも苦戦するお店の1つ。
そんなワタミに対抗するように右肩上がりの経営を実現する企業があります。
それが「鳥貴族」。
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「居酒屋不況」と呼ばれて久しい。日本フードサービス協会が今年1月25日に発表した2016年の外食市場は、全体の年間売上高が前年比2.8%増と2年連続で前年を上回った一方、「パブレストラン/居酒屋」に限れば前年比7.2%減と8年連続でマイナスとなった。
大阪に本社を置く鳥貴族はこの5年間で売り上げを倍以上に増やし、営業利益を10倍以上に増やした「居酒屋チェーン店の成功者」
店舗数も500店を達成しました。
店舗数も500店を達成しました。
焼き鳥チェーンの鳥貴族は関東と東海で出店を加速する。2021年までに店舗数を関東地方で現在の2倍超、東海で5倍超に広げる。地盤の関西と関東、東海の合計店舗数を現在の約500店から1060店に増やす。
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焼き鳥チェーンの鳥貴族は27日、大倉忠司社長が発行済み株式の約2%にあたる20万株をサントリーホールディングス傘下のサントリー酒類に売却すると発表した。売却額は非公表。鳥貴族は店舗でサントリーのビールやウイスキーを扱っている。
そんな順調な鳥貴族に対して、ワタミは苦戦を強いられています。
かつて居酒屋業界で誰もが評価したワタミ。
しかし、180店舗以上を閉店させ、鳥貴族と立場がすっかり逆転してしまいました。
なぜ、鳥貴族はワタミに勝つことができたのでしょうか?
かつて居酒屋業界で誰もが評価したワタミ。
しかし、180店舗以上を閉店させ、鳥貴族と立場がすっかり逆転してしまいました。
なぜ、鳥貴族はワタミに勝つことができたのでしょうか?
鳥貴族は今年度決算の2017年7月期中には約600店舗を達成し、カムレード加盟店を含むチェーン年商は約540億円規模(鳥貴族単体では300億円程度)になる見込みだ。
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法的責任をめぐって争っていた過労自殺訴訟にピリオドが打たれた。その間、ワタミは「ブラック企業」のレッテルを貼られ業績も低迷。遺族との和解を決断した創業者がその胸の内を明かした。
ワタミの失敗は「赤和民」から「黒和民」への転換が挙げられます。
激安・均一価格競争が居酒屋チェーン店で起こり、ワタミも参入しましたが大失敗しました。
低価格を捨て、高級路線である「黒和民」へ再浮上を図りましたが、女性従業員の過労死自殺によるブラック企業というパッシング。
これが営業不振に拍車をかけてしまいます。
激安・均一価格競争が居酒屋チェーン店で起こり、ワタミも参入しましたが大失敗しました。
低価格を捨て、高級路線である「黒和民」へ再浮上を図りましたが、女性従業員の過労死自殺によるブラック企業というパッシング。
これが営業不振に拍車をかけてしまいます。
鳥貴族の最大の強さは、お通し無しで280円均一という低価格ながら質の高いメニューにある。
一般的な居酒屋のビール中生1杯の価格は400~500円。鳥貴族は看板メニューの樽詰め「金麦(大)700ml」「ザ・プレミアム・モルツ(中)380ml」「角ハイボール」などドリンクのほか、国産新鮮焼鳥「もも貴族焼&むね貴族焼=ネギ付き90グラム2本」をはじめ、味も満足感も高い焼き鳥などもすべて280円均一。
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