2017年11月2日 更新

それでもあなたは加害者なのか?|パワハラの定義について考える

東洋経済新聞に、パワハラに関する記事が掲載されていました。最近はパワハラはもちろんセクハラやひいてはスメハラといったように、なんでもかんでも迷惑行為として扱われ、ろくに意見もできない世の中になっている。迷惑行為の概念とは?それぞれが共通の意識を持つことが求められる。

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パワハラに男女の差はない。筆者のスタンスについて。

職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。
筆者は電車で座る時も肩をすぼめて横の人の邪魔にならないようにしたり、歩く時も左側通行と言われればそれは必ず守る。徒歩で進路変更をするときも必ず前後左右を確認してから曲がるなど、まぁとにかく人に迷惑を掛けないように生きるのが信条です。

一方で極めて客観的、かつ平等に物事を判断するのが好きで、そこに年齢や性別の差などを挟むのが大嫌い、という性格です。
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多くの場合、パワハラは上司→部下、男性→女性への迷惑行為として行われるものとして扱われています。

確かに単純な力関係で言えばこの流れになるのが普通でしょう。定義の上でもそう示されています。

上司は部下よりも権力があり、男性の方が女性よりも肉体的な力がある場合が多い。

しかし、この暗黙の了解ともとれる認識が、人々の思考を停止させ、なんでもかんでもパワハラとして扱われてしまうのではないか、そんな風にも思うのです。

騒がれる、パワハラ問題に関して

確かにパワハラは存在すると思うし、実際これはそうだろうな、というのも見てきました。

しかし世の中で「パワハラ」と叫ばれているものの多くは、決してパワハラと呼ぶほどのものではないケースが多い。

例えば、パワハラ事件の一つとしてこんな事例がありました。

私の知人の女性管理職は、男性部下と仕事の進め方で話し合ううちに口論となったことがあったそうですが、彼が机をたたき、大声を出して立ち上がったときに、大げさではなく身の危険を感じたと言っていました。それ以降は、大柄な男性が急に立ち上がっただけで頭が真っ白になると言って悩み、通院もしていたと聞きました。
こういったパワハラ事件がありました。しかしこの書き方では、あまりに一方的ではないだろうか?
机をたたき、大声を出す…確かにそれはパワハラと言われてもな部分はあるが、そこに至る経緯がない。大の大人にそうさせる口論とは、一体どんなものであったのだろうか?
そういった背景の説明がない限り、これは単純なパワハラではなくて、男女差別の要素が強いと感じてしまいます。

もちろん、怖いのはわかります。

しかし一方で、これが男女逆で行われた場合はどうだったでしょうか?

同じ結果になり得たでしょうか?

むしろそんなことでパワハラと訴えるなんてなさけない、という論調にもなりえたんじゃないか?

そんな風にも感じてしまいます。
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多少の上限はありつつも、増えているハラスメント件数

パワハラ被害をなくし、被害者を守ることは大切。しかし厳しい言い方ですが…

これはその女性上司が、

自分が女であることを、「弱者である」「守られるべき存在である」という風に使ってしまっている気がします。

特に大柄な男性が立ち上がっただけで…のくだりはかなり厳しいですね。

大柄と限定する部分がいかんせん納得いかない…。

小柄なら問題ないということは、戦ったら勝てると思っているからでしょうか?

だとしたら「スネ夫君」じゃないですか。

そこは論点として、攻めるべきポイントではないはずです。この問題の本質とズレているように思うのです。
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もしも口論のタイミングで、その女性上司が加害者たる男性の人格否定までを行っていたとしたら…。

目立つ行為や心に傷を負った方だけの意見が正しいとされてしまうと、どうしても事件の全容が見えてきません。

これは本来、パワハラとして扱うべき問題ではなかったのではないか。

そんな風にも感じます。

そんなことまでパワハラに!?こんな事例も…

あるマンションの建設作業中の話です。巨大なクレーンが行き交い、事故と隣り合わせの危険な現場は、常にピリピリしています。

そんな中、重機が接近してきたとき、その軌道上に突っ立っている作業員がいました。それを見た現場監督が「バカヤロウ! どけっ!」と叫びました。それでも動かない部下に、「バカヤロウ! 死にてぇのか!」と一喝。後日、どなられた作業員が「パワハラだ」「恫喝された」と現場監督を訴えたのです。
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山岡ソースケ 山岡ソースケ