2017年4月14日 更新

マインド・コントロールはなぜ起きる?優しいあの人はなぜ詐欺や暴力で人に危害を加えるようになったのか?心理テクニックを使った卑劣な罠とは?

マインド・コントルールという単語をニュースやインターネットで耳にした事はないでしょうか?「あんな事する人じゃないのに・・・」。優しかった人が「人が変わった」ように暴力や詐欺を繰り返す。遠い外国のテロリストに誘拐された人に起きる・・・そう思っているかもしれませんが、意外と身近な存在かもしれませんよ。

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●あの人はなぜ人が変わってしまったのか?

人格が一変してしまった・・・
カルトやテロリストなど熱狂的な宗教集団が起こす悲惨な事件がインターネットやテレビのニュースで流れています。

自爆トロなど人権を無視したような事故を起こすのは普通の人が多いのかもしれません。
「優しかったあの人がなぜ?」
それにはマインド・コントロールのトラップが隠されているのかもしれません。
Free photo: Pet, Cat, Small Cat, Melancholy - Free Image on Pixabay - 882452 (17043)

日本では、いや世界でも「熱狂的な宗教集団」である「カルト」的なマインド・コントロールの事例が繰り返し起こっています。たとえば、親や友人をとても大切にしていた優しい人が突然、親や友人と口を利かなくなったり、罵倒したりするようになってしまう。
「マインド・コントロール」とはなんでしょうか?
相手の心を支配する架空の存在・・・
そう思っているかもしれませんが、人間のマインドが心理テクニックを駆使し、影響を与えるのは可能です。

意識しないまま自分の思想や信念、行動を支配され、結果として相手の意のままに操られてしまう・・・
それが「マインド・コントロール」の恐ろしさです。
「人から何らかの恩恵を受けたら、お返しをしなければならない」という原理。生命保険のセールスマンは、花の種をくれて、ゴミ出しを手伝い、肩までもんでくれた。何かお返しをしなくてはと思ってお茶を出したが、まだ借りがある。彼が勧める保険に入れば、お返しができると考えてしまう。
Free illustration: Road Sign, Attention, Right Of Way - Free Image on Pixabay - 663368 (17047)

「マインド・コントロール」には大きく分けて6つの心理テクニックが使われます。
自分はそんな心理テクニックに騙されない!
そう思っているかもしれませんが、心理学者並みに知識や経験がある人を侮ってはいけません。

テクニックの1つが「権威」と呼ばれるもの。
絵や字だけのパンフレットが、専門家の写真やインタビュー記事があるだけで本当だと感じてしまう。

多くの詐欺師が使ったテクニックです。
人は自分より強い、権威に弱い存在・・・
それを突いた心理テクニックといえるでしょう。
これ以外にも、実は有能なセールスマンは、同じ本に出てくる「拒否したら譲歩」テクニック(拒否される前提で大きな要求を出し、拒否されたとき譲歩して小さな要求を出せば、受け入れられやすい)や、「知覚のコントラスト」と呼ばれる原理(高価なものを見せた直後に安価なものを見せると、実際以上により安いと感じる)を使っています。賢明な読者は、もうお気づきですね。
「マインド・コントルール」を駆使し、相手を操ろうとする宗教集団。
まるで黒いローブに身を包んだ魔法使いの集団・・・
そんなオカルトなイメージを持ってしまうかもしれません。

しかし、宗教集団など「マインド・コントロール」を使って自分たちの部下を集めようとする組織は、決して怪しい存在に見せません。

スーツに身を包み、会話もしっかりしてます。
少し話しただけでは、一流のビジネスパーソンと区別がつかないかもしれません。

相手を信用させ、心を少しずつ操っていく。
それが「マインド・コントロール」の恐ろしさです。
Free photo: Balloon, Heart, Love, Romance, Sky - Free Image on Pixabay - 1046658 (17051)

最初は相手に耳当たりのよい話題を持ち出すのが基本ですが、人によっては、相手が嫌がる話題や悪い話をガツンとぶつけ、追い詰めてしまったほうがよい場合もあります。最初から頭ごなしに「あんたの生き方は全然ダメだ! いったい何をやっているんだ!」と怒鳴りつけたら、かえって強く信頼される場合もあるというわけです。
「マインド・コントロール」を使い、相手を操ろうとする集団は人によって使う心理テクニックを変えます。
褒めて誘導するケースもあれば、強めの口調で相手を責める事もあるからです。

一番よく使われるのは「脅迫観念」を利用したもの。
・いい学校に入り、一流企業に入らないと人生の負け組
・国や地域を大事にしないとしっぺ返しをくらう

人間はなにか脅迫観念があると、判断がマヒし、操りやすくなります。
ある程度の脅迫関係がなければ行動を続けることはできないのです。
試験に落ちたらどうしよう、係長になれなかったらどうしよう、県の選抜選手に選ばれなかったらどうしようといった不安な思いは、人を努力させるエンジンのような働きをします。だから、強迫観念的な考えを、一概に不健全と決めつけることはできません。
Free illustration: Keyboard, Help, Support - Free Image on Pixabay - 824317 (17055)

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