2017年2月28日 更新

「犯罪者の逮捕歴」はインターネットから削除するべき?個人情報の「忘れられる権利」にグーグル・ヤフーはどう取り組む?

自分の名前をインターネットで検索したら・・・怖いけど試してみたい。そう思う人が多いでしょう。ほとんどの場合、自分の名前を検索しても当たり障りのない情報ばかりがヒットされます。しかし、過去に犯罪を犯した人は犯罪歴がインターネットの世界に常に公開されます。プライバシーの権利と公益性のバランスをどうするのか?

269 view お気に入り 0

●インターネットが直面する犯罪の「忘れられえる権利」

「忘れられる権利」はどこまで認められるのか――。
グーグルの検索サイトで、ある男性の氏名を居住地の県名と一緒に検索すると、男性の5年前の児童買春容疑での逮捕に関する事実を含むウェブサイトの検索結果が表示される。
Free photo: Ipad, Mockup, Apple, Business - Free Image on Pixabay - 605420 (8234)

自分の名前をインターネットで検索したら・・・
どんな情報が出てくるのか?

グーグル検索サイトである男性の氏名と居住地を一致するように検索すると・・・
男性の逮捕歴が検索されました。

様々な情報がクリック1つで検索できるインターネット。
それと同時に考えなければいけない犯罪者の「忘れられる権利」
裁判所はどのような判断を下すのでしょうか?
そのうえで検索結果の提供は、現代社会でインターネット上の情報流通の基盤として大きな役割を果たしていることから、その削除を命ずることは、表現行為の制約となるとともに、その役割に対する制約ともなるとも指摘した。
 インターネット検索サイトに表示される犯罪歴の削除を求める訴えが相次いでいる。情報の公益性を重視して残すべきなのか、プライバシー侵害とみて削除すべきなのか。
Free illustration: Browser, Web, Www, Computer - Free Image on Pixabay - 773215 (8238)

日本で行われた裁判。
結果は削除されませんでした。

男性は過去に児童買春が児童に対する性的搾取などの罪を犯しました。
月日がたてば、罪の意識や生き方に変化がでるかもしれません。
しかし、インターネットの世界では情報がずっと公開され続けます。
最高裁としては、削除を認めなかった高裁の決定を支持し男性の抗告を棄却する結論だったので、あえて「忘れられる権利」に言及する必要がなく、従来の枠組みの中で判断すれば足りたといえる。
 インターネット検索サイト「グーグル」に表示された犯罪歴削除の仮処分申し立てで、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は1日までに、検索結果の削除を認めない決定をした。検索サイト側の表現の自由と表示される側のプライバシー保護を比べ、「公表されない利益が優越することが明らかな場合に限って削除できる」と削除には厳格な要件を求める初の統一判断を示した。
Free illustration: Mark, Marker, Hand, Leave - Free Image on Pixabay - 516277 (8242)

 インターネット上から自分が知られたくない過去の情報の削除を求める「忘れられる権利」への関心が高まっている。欧州連合(EU)が権利の確立に動いたことで、米グーグルなどはEU域内で削除請求を受け付けるなど対応を進めている。
インターネット検索サイト「グーグル」で自社名を検索すると「詐欺」などと表示され名誉が傷つけられるとして、東京都港区のインターネット関連会社が検索結果242件の削除を求め、東京地裁に提訴していたことが分かった。
 厚生労働省は保育士が罪を犯した場合の資格取り消しルールを徹底する。都道府県のかかわり方を明確にして、罪を犯した保育士が別の保育所で働き続けられないようにする。保護者が安心して保育所に子どもを預けやすくする。
Free illustration: Watch, Digital, Exercise - Free Image on Pixabay - 1660232 (8248)

24 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

「IoT」って何? 生活のモノにインターネットが導入されると私達の働き方はどう変わる?

「IoT」って何? 生活のモノにインターネットが導入されると私達の働き方はどう変わる?

「IoT」は「Internet of Things」の略でパソコンやスマートフォンなどの情報通信機器を超え、全てのモノにインターネットがつながる事です。ライフスタイルやビジネスに大きな影響を与えると話題を呼んでいます。
鈴木康平 | 125 view
「履歴書で字が下手な人」が知りたい基本の3法則 デジタル社会でも「手書き」が重要ですよ!

「履歴書で字が下手な人」が知りたい基本の3法則 デジタル社会でも「手書き」が重要ですよ!

「字が下手で悩んでいる」。小学生のような悩みですが、社会人になっても字が下手でバカにされる人が増えています。発達する段階で字が下手な事が直る人もいますが、毎日の練習が必要な人もいるのも事実。どんな事をすれば字が下手から「字が上手!」と褒められるようになるのでしょう?
鈴木康平 | 843 view
Uber(ウーバー)は本当に安全なのか? タクシー業界震撼の新サービスは個人情報の危機がある!?

Uber(ウーバー)は本当に安全なのか? タクシー業界震撼の新サービスは個人情報の危機がある!?

アメリカからスタートし、世界中に広がったタクシーサービスのUber(ウーバー)。高級車が自宅や会社などに迎えに来てくれる新しいサービスですが、個人情報の部分で不安があります。Uber(ウーバー)は本当に安全なのか?それとも危険なのか?
鈴木康平 | 315 view
Amazon即日配送サービスからヤマト運輸が撤退か!? 消費者負担は実現するのか?

Amazon即日配送サービスからヤマト運輸が撤退か!? 消費者負担は実現するのか?

インターネット通販サイト大手のAmazonの「当日配送サービス」から宅配最大手のヤマト運輸が撤退を検討している事がわかりました。理由は人手不足が主。夜間配送も増え、従業員の負担を考えるとサービスを継続するのは難しいようです。私たちの生活にどう影響するのでしょうか?
鈴木康平 | 118 view
人工知能に負けない子供を育てる親がしなければいけない事 10年後に「食っていける子」に何を教えればいいの?

人工知能に負けない子供を育てる親がしなければいけない事 10年後に「食っていける子」に何を教えればいいの?

人工知能が発展すれば10年後の未来は大きく変わると言われています。レジなどフリーターがやる単純作業がロボットや人工知能が行い、人間のできる仕事は大きく減ります。今の子供たちが働くときに人工知能に負けないようにするにはどんな教育が必要なのか?
鈴木康平 | 295 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

鈴木康平 鈴木康平