ドキンちゃんの声優死亡、首都高車内で発見
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「それいけ!アンパンマン」のドキンちゃんの声などで知られる声優の鶴ひろみさんが16日夜、首都高速上の車内で意識不明の状態で見つかり、死亡していたことがわかった。警視庁が死因などを調べている。
捜査関係者によると、16日午後7時半頃、東京・中央区の首都高速都心環状線でハザードをつけたまま停車している車が見つかった。
運転席に声優の鶴ひろみさんがシートベルトをつけたまま意識不明の状態で座っており、病院に搬送されたが、死亡が確認された。事故の形跡はなく、警視庁は病死の可能性があるとみて調べている。
その後、死因が判明。病名は「大動脈解離」
そして17日午後、鶴さんの所属事務所、青二プロダクションが、「(鶴さんは)11月16日19時半頃 運転中に大動脈解離の為、永眠いたしました」と公表した。通夜や告別式は親族のみで執り行うとしている。
大動脈剥離とはどんな病気か?
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大動脈は、外膜、中膜、内膜の3層構造となっており、十分な強さと弾力を持っていますが、なんらかの原因で内側にある内膜に裂け目ができ、その外側の中膜の中に血液が入り込んで長軸方向に大動脈が裂けることを大動脈解離といいます。
突然、胸あるいは背中に杭が刺さるような激痛が起こり、病状の進展につれて痛みが胸から腹、さらに脚へと下向きに移っていくのが特徴です。いきなり意識消失状態やショック状態となる方も少なくありません。
突発的に起こり、かつ大変な苦痛を伴う病気。
過去にはこの大動脈解離を原因として、このような事故も起こっている。
過去にはこの大動脈解離を原因として、このような事故も起こっている。
過去の交通事故の中には、運転中に運転手が大動脈解離を起こし、意識を失ったり突然死したりして、車が暴走した例もある。2016年2月には大阪・阪急梅田駅前で車が暴走して11人が死傷(2人が死亡)、のちに運転手の死因が大動脈解離を起こしたためと判明した。
しかし、そんな意識を保つことすらままならない病気でありながら、ハザードを点灯し、減速停車までした鶴さん。
自分のことよりも、周りの人への配慮や思いやりを忘れないそんな姿勢に、彼女の生き様を感じずにはいられない。
自分のことよりも、周りの人への配慮や思いやりを忘れないそんな姿勢に、彼女の生き様を感じずにはいられない。