2017年8月4日 更新

部活動の強制参加が止まらない! 先生も学生も疲れるのになぜブラック企業化したのか?

放課後に好きな事をやる・・・中学生や高校生の頃、放課後に部活に燃えた人も多いでしょう。しかし、最近ではやりたくもないのに強制参加し、身体と心を痛める生徒が増えています。先生も休みである土日が消え、プライベートの時間もない。なぜ部活動はブラック企業化したのでしゅう?

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●「やりたい」から「やらなければいけない」に変わった部活動

中学校に進学し、最初に部活動を経験した人も多いでしょう。
小学生の頃は一部のクラスメイトが地域の野球チームなどに所属するなど部活をやっているのが珍しいモノ。

しかし、中学生になれば基本的に全員がスポーツや芸術など「自分がやりたい」と思う部活に入り、先生や先輩との人間関係、将来の仕事や趣味・・・
目に見えない様々な事を経験します。

部活は「やりたい」という気持ちがあって活動する。
これが基本中の基本です。

しかし、最近の部活動は強制参加や暴言や休み無し・・・
まるでインターネットを騒がせるブラック企業化する部分も存在します。
Free illustration: Shoes, Sneakers, Sneaker - Free Image on Pixabay - 1897708 (41170)

本来は「やりたい人がやるもの」なのに、なぜか「やらなければならない」ことになっている中学・高校の部活動。“強制”化してしまうのは、一体なぜなのか? 前回記事に続き、「教育」という輝かしい活動の陰で生じる「負の側面」に目を向け警鐘を鳴らす、名古屋大学大学院准教授・内田良氏に話を伺う。
全国の中学校の5校に1校が決まりとして部活動の「休養日」を設けていないことが15日、スポーツ庁の調査で分かった。「週1日」の学校が5割超で最多だった。部活は教員の多忙化の一因となり、過度な運動が生徒の健康に悪影響を与える可能性も指摘されている。
もうすぐ夏休み。家族旅行の予定を立てようとしても、お子さんは部活動の日程が詰まっていて、なかなか時間が取れないかもしれません。

部活動は、先生方にも長時間労働を強いる一因になっています。文部科学省のタスクフォース(特別作業班、TF)も先頃、しっかり休養日を設けるなどの適正化を提言しました。しかし部活動をめぐっては、そもそも非常に悩ましい問題があります。
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部活動のブラック化で顕著なのが「教師への負担」です。
学校の先生は授業準備や生活指導、進路相談に加え、学校や自治体に提出する書類作成もあります。

ただでさえ忙しい学校の先生ですが、部活動の指導という仕事もプラスされます。
学生時代に経験がある部活動なら良いですが、人によっては未経験のスポーツや芸術の部活顧問になり1から勉強しなければいけないケースも・・・
新年度に入り1カ月以上が過ぎました。高等学校の運動部では、3年生の引退をかけた最後の公式戦が行われています。勝利至上主義ではありませんが、「一生懸命練習に励んできた生徒たちに何とか達成感を与えたい」。
文部科学省は6日、全国の中学校が運動部活動の休養日を設けるよう求める通知を都道府県教育委員会などに出した。昨年の調査で5校に1校が休養日を設けず、教員の負担になっている実態が判明。
ご著書(『教育という病』光文社新書)に書かれていましたが、部活動の顧問をする先生たちの負担も、大変なことになっているようですね。平日の残業だけでなく、毎週の土日も潰れてしまうという。月に一度も休めない先生もいるのだとか。
Free vector graphic: Tennis Racket, Tennis, Tennis Ball - Free Image on Pixabay - 155963 (41179)

――PTAや町内会の問題と重なりますね。タダでやってくれる人がいるなら、それをわざわざ止めることはない、と。

そうですね。もしある程度それを外部化しよう、ということになると、かなりのコストがかかってきてしまいますし。
「たくさんやれば結果がついてくる」。
昔の熱血スポーツ漫画のセリフのように、日本のスポーツはたくさん練習すれば上手くなる。
そういう空気があります。

しかし、スポーツはたくさんやれば良いわけではありません。
効率的な練習量やメニュー、指導者の資質も重要です。
一定時間に集中してやる事も考えなければいけません。

しかし、スポーツの専門家でなり教師が顧問をすれば精神論に走りやすく、放課後や休日にお互いの時間が取られる事になってしまうのです。
松野博一文部科学相は14日の閣議後の記者会見で、外部人材が中学や高校の部活動を指導したり、生徒を大会に引率したりできる「部活動指導員」を4月から制度化すると発表した。

部活動指導は教員の長時間労働の一因とされており、松野文科相は「(生徒の)技術向上に資するとともに、教員の業務負担軽減につながる」と話した。
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