2017年10月12日 更新

ブラック企業はダメな上司が作る|居ることが仕事のダメマネジャー

働き方改革の中でも最も注目されるのが、残業時間の削減、という認識は間違いないだろう。しかし世の中の残業仕事人(筆者の勝手な造語)たちは、本当に残業が必要ほど、仕事に追われ、また一生懸命に働いているのだろうか。残業が多い、ブラック企業の多くは、上司たるマネジャーの力量不足が原因とされるケースが実は多い。残業時間の削減、ブラック企業の減少を、マネジャーといわれる上司の役割から見ていきましょう。

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筆者が会社員時代の話になるが、そこは人から見ればブラック企業と呼ばれるような、サービス残業が横行する会社だった。

まぁ筆者自身はそんな風潮は無視して出来る限り定時帰りをしていたのだが、なぜみんなそんなに残業をするのか聞いたところ、「上司が帰らないから帰りにくくて…」という意見がとても多かったのだ。
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そんなもん無視したらええがな!ってなもんだったのですが、若い社員にとって上司の存在は神様クラス。なかなか無下にできないのも事実なようで…。

残業時間を減らそう!と声高に言い、積極的に取り組む姿勢を見せる会社が増えてきてはいるが、果たして会社自体がその努力をすれば改善される問題なのであろうか?

上司が休むと部下も休める

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年間の有給休暇の取得日数を見てみると、欧米では平均30日なのに対して、日本は10日です。有休消化率は年間有給休暇日数20日の50%、世界28カ国中で最下位です。
休暇を増やすためには、まずマネジャー自身が思い切った休暇を、率先して取ることが必要です。マネジャーが休める職場では、メンバーも休みやすいのです。「働き方改革」とコインの表と裏の関係があるのが「休み方改革」。ドイツ語で休暇を表す「Ferien(フェーリエン)」は複数形しかありません。まとまった休みを取ることが休暇という意味だからです。働き方改革も大切ですが、この「休み方改革」も大切です。
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筆者の体験談にもあったように、上司が休むからこそ、部下の休むことに対する心理的な障壁を崩すことができるのは間違いない。

率先垂範、と言う言葉があるように、上司たるマネジャーが仕事ができないと仕事ができる部下は育たないし、休んでくれるマネジャーじゃないと部下も休めない。ということだ。

自分が必要ない組織を作るのがマネジャーの仕事

「マネジャーこそ、自ら休暇を取りなさい」とお話ししているのですが、こう言うと、決まって「いや、自分がいなければチームが回らないから、休めない」と答える人が実に多いのです。
確かにそうで、役職者になればなるほど、遅くまで残っている割合が増える企業は多い。
しかし本来目指すべき姿はこうではないのだ。
実際にやってみればよくわかることなのですが、マネジャーである自分が1週間や2週間休んだところで回らない仕事なんて、ないと思ったほうがいいでしょう。すべてとはいいませんが、大半の場合は、問題なく回るものです。
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何かちょっとしたトラブルが発生したときに「自分でしか解決できない環境」をつくっているのは、マネジャーとして決して有能とはいえません。
「たとえ自分が1カ月の長期休暇を取っても、何事もないように回る組織」をつくり上げることこそ、マネジャーの役割であり、価値なのです。
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自分が居なくても仕事が回る仕組みを作ることこそが、上司たる人間の務め。

この考え方には本当に納得させられます。

部下の成長と、また同時に精神的負担を軽減するためにも、上司という存在は、いなくなることこそが正義と言える、ちょっと特殊なポジションなのですね。
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