2017年2月24日 更新

生田斗真主演「彼らが本気で編むときは、」にベルリン映画祭のLGBT映画賞|初のトランスジェンダー女性役に感じる「時代の変化」いろいろなものを失う覚悟の挑戦

俳優として新たな可能性を開き、様々な作品に挑戦しつづけている生田斗真(いくたとうま)さん。最新映画『彼らが本気で編むときは、』(2月25日公開)で生田さんが新たに演じるのは、初のトランスジェンダーの女性役です。「ものすごく挑戦であり、ある種いろいろなものを失う覚悟で挑んだという生田さんは「時代の変化」を感じたといいます。また、第67回ベルリン国際映画祭で同作品が、LGBTへの理解に貢献した作品に与えられる「テディ賞」の審査員特別賞を受賞したことも話題になっています。共演者の桐谷健太さんや監督の荻上直子さんのインタビューも通してその魅力を探ってみましょう。

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初のトランスジェンダー女性役に感じた「時代の変化」

俳優として新たな可能性を開き、様々な作品に挑戦しつづけている生田斗真さん。

2016年には映画『秘密 THE TOP SECRET』『土竜の唄 香港狂騒曲』
舞台「SHINKANSEN☆RX『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』」と、
どれも全くキャラクターの違う主役像を世に送り出しました。
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最新映画『彼らが本気で編むときは、』(2月25日公開)で
生田さんが新たに演じるのは、トランスジェンダーの女性・リンコ。
近年、ビジネスや人材活用という面でもLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)という言葉が注目され、ダイバーシティの重要性が指摘されていますが、生田さんは、大上段に振りかぶることなく、等身大の女性を演じたそうです。

生田斗真がトランスジェンダーの女性に『彼らが本気で編むときは、』予告編

荻上直子(おぎがみなおこ)監督が自身のオリジナル脚本でメガホンを取った本作は、母親の育児放棄で置き去りにされた少女トモが、叔父のマキオとその恋人のリンコに出会い、奇妙な共同生活を始めていくさまを描くヒューマンドラマ。

リンコを生田斗真さんが演じ、マキオ役を桐谷健太さん、トモ役を柿原りんかさんが務めます。
恋人・マキオ(桐谷健太さん)、マキオの姪・トモ(柿原りんかさん)と家族をつくりあげていくこの作品をどう捉えているのか、また女性役を演じるにあたっての気持ちについてなど、生田さんのインタビューをまとめていきます。

ものすごく挑戦「ある種いろいろなものを失う覚悟で挑んだ」

――今回、トランスジェンダーという役どころですが、オファーを受けた時の気持ちや、やろうと思った時の心境について。
今まで演じたことのない、トランスジェンダーの役をいただいたというのは、ものすごく挑戦になるなと思いましたし、ある種いろいろなものを失う覚悟で挑んだという感じもあります。
本当に、いっこ「時代が変わったな」と思う瞬間だったんですよ。こういった映画が日本で作られるということも、僕にやって欲しいと言ってくれた荻上監督の思いも嬉しかったです。
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すごく変な話かもしれませんが、ジャニーズ事務所が「こういう映画に出て欲しい」と言ってくれるんだ、という思いもありました。本当に、10~20年前では考えられなかったものづくりが動き出そうとしているんだなという気がして。
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最初は馴染めなかったトモも、お弁当を作ってくれたりする優しいリンコに、少しずつ心を開いていきます。

リンコは、世の中から哀しい差別を受けながらも、辛い気持ちを編み物で紛らわせ、トモの愛らしさにだんだんと母性が目覚めていきます。
――リンコを演じるにあたって、監督からの要求はどのようなものでしたか?
いわゆるバラエティ番組などで活躍されている、"オネエキャラ"のような方とは、ちょっと違うという点はありました。世に出て行ける方たちは、どこかふっ切れて自分をあえて作っていたりとか、人前で見せる強さもある。だけど実際のトランスジェンダーの方たちには、例えばカミングアウトできない方もいて。「誇張されていないリンコさんでいて欲しい」という要望はありました。
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