2018年3月13日 更新

落語が楽しめる小料理屋「やきもち」伝統を守り続ける女性たち

「⼥性の⼒」は、我が国最⼤の潜在⼒として、すべての女性が輝く社会を構築しようという動きが加速しています。独立する女性も増えている中、好きな落語と料理を融合した小料理屋さんを始めた中田さん。輝いている女性をピックアップ。

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日本テレビでディレクターをしていた女性がオープンした小料理屋

37歳で日本テレビを退職し、たった1人でお店を開いた女将の中田志保さんがお客を出迎えるお店があります。その名も「やきもち」。
中田志保さんは、東京大学を卒業後、テレビ局に入社した才色兼備。
入社してしてからは、テレビを通して人に楽しみを伝えられることがやりがいだったんだそう。

しかし、日テレの世界では35歳限界説がある。35歳までに、ディレクターなどとして名前が売れないと、その後は大きく花開かないというレッテルを貼られてしまうという残酷なもの。


「ドラマ志望だったので、バラエティに異動になったときは、毎日非常階段で泣いていました」
そんな中田さんに笑顔が戻ったのは34歳で「笑点」の担当になったとき。落語と落語家の魅力にはまり、プライベートでも近所のバーに頼まれて落語会のセッティングをした。公私ともに落語漬けの幸せな日々だったが――。
そんな時期に、異動を命じられ、番組のタイムテーブルを作る部署で必死にもがいたという。
「35歳で編成部に異動になってしまって。そこは、番組のタイムテーブルを作るデスクワークだったんです。私には無理……と、退職を決意しました」
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とはいえ、退職後のプランはすでにあった。中田さんが開いた落語会は毎回大盛況で、「これは仕事になりそう」とひそかに考えていたのだ。もともと料理が得意で、「落語も聞ける料理屋を開けば食べていけるのでは……」。
そして、小料理屋をオープンした。
しかし順風満帆ではなかった。
落語会がない日は1人も客が来ず、「今日は掃除だけでいいよ」とアルバイトに帰ってもらったこともある。収入が少なくても、固定費は月に数十万円かかる。出費を抑えるために、掃除や落語会のチラシ手配、ブログの更新など、すべて自分でこなした。定休日には寄席に行き、出待ちをして落語家に出演交渉。プライベートはほとんどなく、1年ちょっとで3kg痩せた。以前よりは余裕が出てきた今も、相変わらずフル稼働だ。それでも、会社員時代より断然ストレスは少ないという。
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出待ちをして落語家に出演交渉する日も

しかし、いざ開業してみると苦労の連続。「知人の店で3カ月間修業もしましたが、1人で何十人分もの料理を仕込むなんて初めてで。当初は余裕がなくて、集客どころではなかったです」
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socialzine編集部 socialzine編集部