副業というと、かつては会社に内緒でこっそり……というイメージがありましたが、いまや副業を公認したり、中には推奨したりする会社もあるほど。
via pixabay.com
副業を認める背景
そもそも就業規則で副業を禁止してきたことは、終身雇用が当たり前の時代、自社への忠誠心を求めて、他の企業で副業をするなどもっての外、と考える企業が圧倒的であったからです。
リーマンショック後に、休業を余儀なくされたり、一切残業が無くなったりした企業において、従業員の所得が減り生活に支障を来すため、副業を解禁するところが出てきました。
この辺りから副業を禁止しなくても良いのではないか、という考えが出てきたように思われます。
「終身雇用」が当たり前で無くなった現在
会社への忠誠心を持つだけでなく
自分の収入を増やすには?
自分のスキルを伸ばすには?と
自分自身のより良い生き方、働き方を
考えていかなければいけないのかもしれません。
会社への忠誠心を持つだけでなく
自分の収入を増やすには?
自分のスキルを伸ばすには?と
自分自身のより良い生き方、働き方を
考えていかなければいけないのかもしれません。
ロート製薬社長が語る、副業を認めた背景
ロート製薬では社外での副業が可能になる「社外チャレンジワーク制度」と、社内で複数の部門・部署を担当できる「社内ダブルジョブ制度」を2016年よりスタートしています。
via pixabay.com
僕自身、会社が社員をガチっと囲い込むことへの違和感がずっとあって。「専業でないといかん、副業はダメだ」というのは、「何かおかしいな」という気持ちがあったんですね。
1つのきっかけになったのが、東北の震災でした。ロート製薬でも復興支援室を立ち上げて、現地に入り込んでいたのですが、そこで働きながら東北の復興支援をしている人たちに出会って、これは素晴らしいなと。
副業希望者を募ったところ、60名ほどの社員が手をあげ
副業を考えていた方は多くいたようです。
副業を考えていた方は多くいたようです。
副業を認めることで企業にリスクはないのか?
情報漏えいもよく言われますが、副業に限らず、それは転職でも起こりうるわけで。 さすがに会社を辞めたい人を辞めさせへんぞ、というわけにはいきませんからね。
リスクについては寛容に考えられています。