●景気は本当に良くなっているのか?
日本工作機械工業会(日工会)がまとめた3月の工作機械受注実績(速報値)は、前年同月比22・6%増の1424億9200万円で、15年3月、14年12月に次ぐ過去3番目に高い水準だった。
内閣府が7日発表した2016年12月の景気動向指数(CI、10年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.1ポイント上昇し115.2だった。4カ月連続で上昇し、14年3月の117.8以来2年9カ月ぶりの高水準になった。
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私たちを取り巻く景気は上向きになっているようです。
インターネットやテレビを見ると、景気が上向きになっている・・・
そう伝える内容が多く見かけます。
たしかにバブル景気のように誰もが実感がある景気ではないが、企業の生産は上がっているのかもしれない。
そう思う人も多いでしょう。
しかし、その一方で景気回復の実感とは縁がない貧困に苦しんでいる人もいるのも事実なのです。
インターネットやテレビを見ると、景気が上向きになっている・・・
そう伝える内容が多く見かけます。
たしかにバブル景気のように誰もが実感がある景気ではないが、企業の生産は上がっているのかもしれない。
そう思う人も多いでしょう。
しかし、その一方で景気回復の実感とは縁がない貧困に苦しんでいる人もいるのも事実なのです。
「でも生活保護とかズルくないっすか?」
この質問は、取材活動の中でも端々で聞かれる。しかも、貧困の中で育った若者や、貧困者に近しい環境にいた者からも聞かれる。
殴られるのが嫌だから、祖父の部屋には帰りたくない。そう母親に言ったのは小学3年生の夏休み中。すると母親はK君に千円を渡して自力で何とかしろと言った。
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貧国問題として代表的なのが「生活保護」です。
生活保護は社会的弱者を救う大切なものですが、不正受給などの問題を抱えているのも事実。
生活保護に対して厳しい目を持っている人も多いいます。
生活保護を批判している人は2種類。
1つは生活保護とは無縁の人生を歩んでいる人。
もう片方は、親など身近な人が生活保護を受給し、「彼らは働く気がないだけ・・・」と裏の部分を知っている人です。
後者に生活保護の重要性を説明するのは困難になります。
生活保護は社会的弱者を救う大切なものですが、不正受給などの問題を抱えているのも事実。
生活保護に対して厳しい目を持っている人も多いいます。
生活保護を批判している人は2種類。
1つは生活保護とは無縁の人生を歩んでいる人。
もう片方は、親など身近な人が生活保護を受給し、「彼らは働く気がないだけ・・・」と裏の部分を知っている人です。
後者に生活保護の重要性を説明するのは困難になります。
実は、昨今、生活保護制度に対して強い偏見や差別感情を持つ者には2種類あって、一方はネット情報鵜呑みで生活保護受給者など一度も見たことがない空想世界のお兄さんたち。
「人が群で移動する理由は、同じ場所に定住していると人口が増えて、自然採取の食物が足りなくなって、そこで争いが起きるから。だからより長く安定して暮らせる場所を求めて人類は旅をしてきたし、安定して同じ場所に暮らすために農耕を発達させてきた。
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「でも鈴木さん」
ヤバい。やっぱり彼は強敵だった。
「その考えでいったら、目的地に到着した先でも、その組織のために働けない人は、担架に乗せる必要はないですよね。たとえば障害者とか、高齢者とか……。保護したところで、あとから道路工事する人になれないっすよね」
「奥さん、今回は普通の生活に戻れるから。明日からまじめに生活してくださいね。旦那さんに言うか、言わないかはあなた次第だから。生活が苦しいのはわかるけど、犯罪に手をそめるのは絶対にダメだよ。みんな、苦しい中で頑張っているんだから」
神奈川県のある工場の多い地域、中小の工場と民家が入り交じる街のアパートに、現在、非正規で食品工場に勤める山口恭子さん(仮名)は住んでいる。家賃6万円。9年前、国立大学大学院修士課程を卒業し、有名企業に就職のため上京。一部上場メーカーの商品開発部に勤めたときから住んでいるアパートだ。