2018年2月1日 更新

人たらしと言われた豊臣秀吉の「接待・接遇」が凄い|ビジネスマンも学べるその手法とは

日本の歴史の中で、誰もが知る大出世を遂げた豊臣秀吉の「最大の武器」。それは世のなかを上手く渡り歩く「人たらし」と言われる才能。しかし、秀吉が“人を味方につける”その凄さは「接待」「接遇」にあります。現代社会でもビジネスマンが学べる豊富な手法とは。

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豊臣秀吉が希代の「人たらし」だったのは有名だ。
信長に仕えた時代から、彼は武力ばかりには頼らず、持って生まれたこの「人たらし」の才を生かして出世を重ね、ついには全国を統一し天下人となる。
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生まれは農民の子ともいわれながら、織田信長に取り入って家臣となりました。そして、あっというまに武家の出世道を上り詰め大出世をした「天下人」豊臣秀吉。

日本の歴史の中でも、誰もが知る大出世を遂げた豊臣秀吉の「最大の武器」
それは、世のなかを上手く渡り歩く才能とも言われた、人を味方につける「人たらし」と言われています。

そんな彼の「人たらし」を最も発揮した舞台が「接待」だ。ただ、この「接待」には、単に相手を懐柔するにとどまらぬ、驚くべき狡猾さが潜んでいた。
では、いったい秀吉の「人心掌握術」はどれほどスゴかったのか。何が凡人と違ったのか。
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いえ、驚く「接待術」
これは現代社会のビジネスにおいても、かなりのヒントになるのではないでしょうか。「人」との接点において、こんなところに気をつけていた秀吉の才能を真似しない手はないかもしれません。

「武力行使」よりも効率的なのは「接待」

戦国時代は、その名のとおり、相手を自分に屈服させる手段としては「合戦」が中心でした。しかし、こうした武力解決は、たとえ勝利したところで味方にも人的被害が少なからず生じ、大きな負のリスクが伴います。

また、民衆の統治も、武力で一方的に威圧すれば、最終的に一揆などの反乱を招くこともあり、逆効果です。
これに対して、平和的な「接待」「接遇」戦術を用いれば、屈した相手がそのまま味方にもなり、一挙両得というわけです。

「過剰な演出」

秀吉は「接待」や「接遇」の際、一般とは大きく異なり、しばしば手間や費用を度外視する「派手さ」で相手を圧倒しました。さらに、彼のすごいところは、その「接待」「接遇」の結果から生じる波及効果も見据えていて、最終的に「本来の目的+αの大成果」を得てしまうことです。
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現代社会でもある一面ですが、一見ここまでかけるかという高額な費用の接待。それだけの費用をおかけた分、人はどれだけの戻りがあるのか計算します。回収が不可能にみえるような「接待」も、秀吉は、十分もしくはそれ以上のリターンが戻ってきています。

「先行投資」

天正16(1588)年4月、秀吉は京都に造営した公邸「聚楽第」に後陽成天皇を招きました。

天皇が臣下(武士)の屋敷へ行幸するのは、なんと151年ぶりの出来事でした。初日の豪華絢爛な大行列をはじめ、計5日間にわたる饗宴や儀式では、これまでの前例を凌駕する贅が尽くされました。
この間、秀吉は手始めに銀5530両余と米800石を天皇に進上すると、そのほかにも黄金、刀、衣装、馬などを饗宴の合間にその都度、献上し続け、最終的に天皇が御所に還幸するときの「お土産」が、なんと特大衣装ケース50箱分にもなったほどでした。
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