2019年1月26日 更新

色鮮やかに蘇る歴史、歴史で紐解く和菓子の世界(東京・向島)「言問団子」をレポート!

今回は下町の街ブラ企画第一弾。さっそく、1月下旬の小春日和の吉日に、時代を超えて愛され続けてきた和菓子を求めて、江戸時代からお店を構える東京・向島の老舗の和菓子やさんをブラリと訪ねてみました♫

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江戸末期に創業した下町の名物銘菓「言問団子」。

江戸末期に創業した「言問団子」。

さらに遡ること平安時代初期に、在原業平朝巨が東国を旅した時に読んだ和歌より言問団子と名付けたお団子なんです。

近くには、在原業平が最期を迎えた墨田区の業平橋もあります。

さっそく、創業当初から代々守り続けられている言問団子が愛され続けている理由についてお話を伺ってみました。
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「名にしおはばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」

伊勢物語の中で在原業平が読んだ和歌=言問団子を思い出す方も多いのではないでしょうか。

江戸時代末期から愛され続けている言問団子。現在は6代目が店を守り続けています。

創業当初から素材にこだわり一番質の良い小豆を使っています。
「初代から職人が原材料の質を下げるなら作らないほうがいいという方針で団子作りを今までやってきました。だから戦争中はお休みしていたんです、当時は砂糖も入らなかったのでね。流通が再開してからお店も再開したんです」と話すのは6代目女将さんの外山裕子さん。
現在毎日手作りで提供している3色団子は創業当初の時から変わらず、原材料はいたってシンプル。
「初代が一番最初に2色の団子を作ったんですが、やっぱり3色にした方がいいということで、黄色の味噌餡を作りました」(女将さん)
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小豆餡は北海道十勝産のふじむらさき小豆、白餡は北海道十勝産の手亡豆、黄色の味噌餡には手亡豆で作った白餡に京都産の白味噌と新潟産の赤味噌をほんの少し加えたもの。
「添加物は一切使っていないので日持ちは1日のみ。やっぱり出来立てが一番美味しいですね。昔はコシのあるものが人気があったのですが、最近は柔らかいお菓子が好まれている風潮から、お餅のつき方や水の量などを多めに加減して昔よりも若干柔らかめに仕上げています。その日のうちに召し上がってくださいね」(女将さん)。
発売当初からお団子の色は3色と変わらない。

初代が「言問団子」と名前を付けてからますます有名になって下町の人たちを中心に愛され続けています。

黄色いお団子の味噌の風味がほんのり香り上品な味わいです。

170年以上愛され続けている理由は「いつでも変わらない味」

時代を超えて愛され続けているのはいつでも変わらない味を楽しめること。

「遠方から東京に遊びに来たら必ず寄ってくれるお客様が多いですね。また当時おじいちゃんに連れられて来て、50年ぶりにお店に足を運んでくれるお客さまもいるんですよ。場所も見た目も味も変わらないところがほっとすると言ってくれる方が多いですね」と女将さん。
愛され続けている理由について話してくれました。
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socialzine編集部 socialzine編集部