初代の「たいそうのおにいさん」として親しまれ、司会役などでも活躍したタレントの砂川啓介さんが2017年7月11日、死去したことがわかりました。80歳でした。
砂川さんは尿管がんのため病気療養中でした。所属事務所が18日、報道各社へのファクスで発表しました。
砂川さんは尿管がんのため病気療養中でした。所属事務所が18日、報道各社へのファクスで発表しました。
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砂川さんは15年5月に妻で声優の大山のぶ代(83)が認知症を患っていることを公表、「娘になった妻、のぶ代へ 大山のぶ代『認知症』介護日記」(双葉社)を出版。
自身も13年に胃がん手術、16年に尿管がんと診断されながら、献身的に妻の介護を続けていた。
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がん治療で入院していた砂川さんの容態が急変したのは今月11日。病院から緊急の連絡を受け、マネジャーらが駆けつけたが、あと一歩というところで間に合わなかった。早朝、誰にも看取られることなく、静かに旅立っていった。
「絶対にカミさんより先に死なない」
5年前に大山さんが認知症を患ってからは「娘のようになった」と愛し、「君より先には死ねない」と介護を続けてきたが、先に病に倒れた。
近年は「老老介護」などで講演活動もしていた。大山さんは身寄りがないので、「絶対にカミさんより先に死なない」ということを肝に銘じていたが、100%の自信がないので、終活準備をしているとも。
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16年の講演では、自身が新たに尿管がんになり、大山さんは施設に入所したと明かしていました。
“娘になった妻”大山のぶ代さんの今後は
大山さんは、16年6月には老人ホームに入っていたといわれていますが、今後はどうなるのでしょうか。税理士・公認会計士で相続にも詳しい金井義家氏は、
「砂川さんの場合はがんを患っていたのでこのような事態を想定し、生前に後見人の弁護士さんをお願いしていると思われますし、十分な資産をお持ちですから、ホームの支払いなどは後見人が代理してくれると思います。
逆に、認知症の妻を抱えて、資産なく死亡した場合、支払いが滞った時点で退去させられるでしょう。今は辛うじて行政がケアしてくれるかもしれませんが、10年後にはさらに高齢化が進み、旧ソ連のように、日本でも路頭に迷うこともあり得ます。
「ドラえもん」の声役で知られた声優の大山のぶ代さんの夫。大山さんがアルツハイマー型認知症になっていることを2015年に公表し、話題になりました。