2017年12月6日 更新

税務署を甘く見てはいけない「国税徴収官」の行動|嘘つき滞納者を追い詰める

税金をきちんと納めている方には、無縁の話ですが、この内容はちょっと知っておくべきかもしれません。税務調査により追徴税額が発生しても、「税金を納めない人」滞納者がいます。滞納の税金を回収するのが「国税徴収官」ですが、ある滞納者の嘘に気が付いた徴収官が追いつめる手順がリアルに記されています。結果逃げられないまで滞納者を追い詰めた状況をお伝えします。

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元国税局職員さんが話す「税務署」が行う追いつめかた。
なかなか聞くことのない話ではないかと思いますが、そもそも滞納しなければ、何も追いつめられることはありません。
しかし、ちょっとした「どうせばれない」「放置しても大丈夫」という気持ちから、ほったらかしにする人もいます。
私も税理士事務所にいたことがある経験から「税務署」については、一般の方よりは知っているほうですが、
あえて言うなら税務署の方は本当に優秀なのです。
税務調査により追徴税額が発生しても、税金を納めない人がいます。いわゆる「滞納」です。この滞納になった税金を回収するのが国税徴収官です。
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何も税務署は鬼ではありません。そりゃぁ、できない相談はあります。法律ですから。
しかし、ただ財産を差し押さえて、徹底的に行うことだけではなく、
事情を話してそして態度をみて、相談にのってくれることもあります。
たとえば、取引先からの支払いが遅れて資金繰りが切迫しているが、来月からは新しい取引先からの入金が帳簿でも確認でき、担保もある場合などは、分割での納付が認められやすくなります。
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もちろん、デキる限りですが、分割での支払いなどを提案してくれたり……
困ったら無視して滞納するのではなく、早めに相談をしてみることが賢い納税者になるのです。

滞納者がウソをついていることに気が付く国税徴収官

まずは、このストーリーを一読ください↓
ある徴収官が、勤務時間中に街中を歩いていると、以前から督促を続けている滞納者を見かけました。その滞納者は取引のないはずの銀行に入っていき、入金と出金を行っていました。
いまだに差押えを行っていない理由としては、「廃業して収入がなくなったので税金は払えない」と頑なで、事業は経理担当者に譲り、事務所として所有していた不動産も経理担当者に譲渡し、預金もなかったためです。
何度も自宅に臨場しましたが、「こんな収入のないところからではなく、もっとお金のあるところから取ってくださいよ」と開き直る始末でした。
Free photo: Security, Hand, Protected, Safety - Free Image on Pixabay - 2985578 (67950)

すでに税務署では、相手の取引銀行から残高、取引先や交友関係まで、しっかり把握済。
税務署のかたは、うかつに憶測ではうごきません。しっかりした裏を取ってから動きます。
取引先に調査協力を仰いだり、その発言にウソがないのか確認をもとめることもあると聞きます。
ストーリーに戻すと、
徴収官は、「銀行を出た滞納者の後をつけた」ようです。
その足は、譲渡したという「経理担当者」の事務所に入った滞納者。
↓↓↓
徴収官は、翌日、事務所に出向きます。
譲渡されたと申告されている経理担当者は、“経営権”を持っているように見えたようですが、その後に経理担当者が外出し滞納者と会い、「叱責」を受けている様子を観察。
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