元国税局職員さんが話す「税務署」が行う追いつめかた。
なかなか聞くことのない話ではないかと思いますが、そもそも滞納しなければ、何も追いつめられることはありません。
しかし、ちょっとした「どうせばれない」「放置しても大丈夫」という気持ちから、ほったらかしにする人もいます。
私も税理士事務所にいたことがある経験から「税務署」については、一般の方よりは知っているほうですが、
あえて言うなら税務署の方は本当に優秀なのです。
なかなか聞くことのない話ではないかと思いますが、そもそも滞納しなければ、何も追いつめられることはありません。
しかし、ちょっとした「どうせばれない」「放置しても大丈夫」という気持ちから、ほったらかしにする人もいます。
私も税理士事務所にいたことがある経験から「税務署」については、一般の方よりは知っているほうですが、
あえて言うなら税務署の方は本当に優秀なのです。
税務調査により追徴税額が発生しても、税金を納めない人がいます。いわゆる「滞納」です。この滞納になった税金を回収するのが国税徴収官です。
何も税務署は鬼ではありません。そりゃぁ、できない相談はあります。法律ですから。
しかし、ただ財産を差し押さえて、徹底的に行うことだけではなく、
事情を話してそして態度をみて、相談にのってくれることもあります。
しかし、ただ財産を差し押さえて、徹底的に行うことだけではなく、
事情を話してそして態度をみて、相談にのってくれることもあります。
たとえば、取引先からの支払いが遅れて資金繰りが切迫しているが、来月からは新しい取引先からの入金が帳簿でも確認でき、担保もある場合などは、分割での納付が認められやすくなります。
via pixabay.com
もちろん、デキる限りですが、分割での支払いなどを提案してくれたり……
困ったら無視して滞納するのではなく、早めに相談をしてみることが賢い納税者になるのです。
困ったら無視して滞納するのではなく、早めに相談をしてみることが賢い納税者になるのです。
滞納者がウソをついていることに気が付く国税徴収官
まずは、このストーリーを一読ください↓
ある徴収官が、勤務時間中に街中を歩いていると、以前から督促を続けている滞納者を見かけました。その滞納者は取引のないはずの銀行に入っていき、入金と出金を行っていました。
いまだに差押えを行っていない理由としては、「廃業して収入がなくなったので税金は払えない」と頑なで、事業は経理担当者に譲り、事務所として所有していた不動産も経理担当者に譲渡し、預金もなかったためです。
何度も自宅に臨場しましたが、「こんな収入のないところからではなく、もっとお金のあるところから取ってくださいよ」と開き直る始末でした。
via pixabay.com
ストーリーに戻すと、
徴収官は、「銀行を出た滞納者の後をつけた」ようです。
その足は、譲渡したという「経理担当者」の事務所に入った滞納者。
↓↓↓
徴収官は、翌日、事務所に出向きます。
譲渡されたと申告されている経理担当者は、“経営権”を持っているように見えたようですが、その後に経理担当者が外出し滞納者と会い、「叱責」を受けている様子を観察。
徴収官は、「銀行を出た滞納者の後をつけた」ようです。
その足は、譲渡したという「経理担当者」の事務所に入った滞納者。
↓↓↓
徴収官は、翌日、事務所に出向きます。
譲渡されたと申告されている経理担当者は、“経営権”を持っているように見えたようですが、その後に経理担当者が外出し滞納者と会い、「叱責」を受けている様子を観察。
via pixabay.com
税務署のかたは、うかつに憶測ではうごきません。しっかりした裏を取ってから動きます。
取引先に調査協力を仰いだり、その発言にウソがないのか確認をもとめることもあると聞きます。