2017年8月6日 更新

「死化粧」を究める元看護士の漫画作家が語る「故人との別れ」 大切な人との死をどう捉える?

「死」は誰にでも必ず訪れるもの。亡くなった人の身だしなみを整え、人生最後の立場地を見送る死化粧(エンゼルメイク)が注目されています。元ナースであり漫画家でもある小林光恵さんはなぜエンゼルメイクの道を究める事に決めたのか?

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●大切人の最後の旅たちを彩る死化粧

「大切な人」の死はとても辛いモノです。
もう一緒に話す事も・・・どこかに出かける事も・・・思い出を共有する事もできません。
それでも涙をぬぐい、人生最後の旅たちをその人らしいものにしたいですね。

亡くなった人の身だしなみを整え、最後の時間を演出する死化粧。
エンゼルメイクと名称と変え、死化粧の新しい可能性を模索する女性がいます。

彼女の名前は小林光恵さん。
元看護士である小林さんは医療の現場を若手ナースの等身大の視点で表した、漫画『おたんこナース』の原著者という漫画家としての顔ももっています。
Free photo: Plants, Urns Funeral Home, Ecology - Free Image on Pixabay - 2250221 (41877)

「残された家族のために」――亡くなった人の身だしなみを整え、故人と家族の最期の時間を繋ぐ、エンゼルメイク(死化粧)。その研究・普及活動を担うエンゼルメイク研究会代表を務めるのが、元看護師で作家の小林光恵さん。
自身の葬儀や遺産相続などの準備に取り組む「終活」が注目を集めるなか、自分の葬儀をおしゃれにしたいというシニア層が増えている。ドレス型の死に装束を生前に注文できるサービスが人気のほか、洋花をふんだんに使い、音楽演奏など結婚式のような演出を入れた葬儀を希望する人も目立つ。
「さくらさくら」のブランド名でフューネラルドレスを展開するルーナ(福岡市)でも、1~9月の売り上げが前年同期に比べ2割程度増えた。注文のほとんどが女性で、70代が中心。ドレスのほか、首もとにレースや花の刺しゅうをあしらった着物も扱う。
Free photo: Applying, Beauty, Cosmetic - Free Image on Pixabay - 19334 (41881)

小林さんはなぜ死化粧であるエンゼルメイクの道を究めようと思ったのか?
原点となるのは看護師時代の経験。

高齢化社会の流れか?
最近ではお通ややお葬式が省略されるケースや葬式すら行わない事も多々あります。

もちろん、そうした考えを否定する必要はありません。
しかし、人生最後の旅たちでもある葬式。
それに臨むための死化粧(エンゼルメイク)は死を実感し、遺族に受け入れる準備という時間と与えるのかもしれません。
小林氏:人の営みにおいて、「死」は避けて通れないものであり、生きることの延長線上にあるものとして実感することは、生きていくうえでも非常に大切なことだと思っています。
小林氏:「これなら東京にも住めるし、職にも困らなさそうだしいいなぁ」といった、進路選択の理由でした。今だったら、人の命に接する最前線にいる看護師の世界に「なんとなく」で進んでしまうなんて、自分でも「大丈夫なの?」と心配になりますが、当時の私は、本当に行き当たりばったりの性格で……。
h映画「おくりびと」で知られるようになった納棺師。遺体と真摯(しんし)に向き合う姿は感動を呼んだ。遺族が「最期は安らかな顔で」と願いながらも、不慮の事故や自殺、闘病による死で顔の変形が激しい遺体は、棺を開けないまま見送られることも少なくない。
Free photo: Angel, Figure, Cemetery, Grave - Free Image on Pixabay - 2448323 (41886)

メイクによって遺体は顔色が良く、頬がふっくらしてどこかほほ笑んでいるような表情に変わる。「こんな顔を見たのは久しぶり」。死亡直後の遺体を前に絶句していた遺族が、笑顔を浮かべることもある。
「もっときれいにしてあげたい」という思いが募り、エンゼルメイクを学ぶ専門学校へ。医学的知識を学ぶ講義や実習などを経て、基礎的な技術を習得。エンゼルメイクに派生して数十種類の薬剤、化粧剤を使い分ける独自の技術を編みだし、平成24年に「エンディングメイク」として商標登録、翌年に事業を立ち上げた。
日本消費者協会(東京・千代田)の「葬儀についてのアンケート調査」の最新結果がまとまった。葬儀のコンパクト化でかかる費用の全国平均額は188万9000円と前回(2010年)より11万円減ったものの、金額の個人差や地域差が依然大きい。葬儀の形式や資金の工面について、事前準備は必要だろう。
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