2017年8月14日 更新

終戦72年目の夏、真珠湾攻撃の本当の真実とは?

太平洋戦争が開戦したのは1941 (昭和16)年12月8日。それから70年が経過した2011年、ハワイ・真珠湾攻撃の前に、米側が、旧日本海軍が作戦指示に使った暗号をほぼ解読していたとする報告書が米軍の史料から初めて見つけたことを公開した。 この貴重な資料を2008年に米国立公文書館で見つけたのが戦史研究家の原勝洋氏。終戦72年を迎えた今年、「戦争と平和」について向き合うとともに、真珠湾攻撃の真実についてまとめて見ました。

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太平洋戦争が開戦した1941年の真実

報告書や原氏によれば、暗号解読の作業を一九三九(昭和十四)年夏から開始。二〇年代初頭、軍や警察のチームがニューヨーク日本総領事館に忍び込み、撮影した古い海軍暗号の法則をヒントに進められた。暗号書と乱数表は、旧海軍が随時、更新していたが、報告書には暗号方式を「真珠湾攻撃の前に解読できていた」と明記している。
日本の機械式暗号にアメリカ陸軍がコードネームをつけた「パープル暗号機」は、1940年9月には解読作業の転換期を迎えていました。

1941年初めには、アメリカ陸軍はパープルの模造機を完成し、解読に成功。

そして1941年、ドイツから駐米大使宛の外交暗号がアメリカ国務省に解読されていると警告を受けていました。

開戦前から日本の外務省が使用する外交暗号の解読に成功していた

米側は開戦前、日本の外務省が使用する外交暗号の解読に成功したが、より複雑な旧海軍の暗号解読は遅れたという見解が一般的だった。専門家の中には「米国は開戦前の解読で真珠湾攻撃を察知していたが、ルーズベルト大統領の謀略で日本を戦争に誘い込んだ」との主張もあるが、決定的な証拠がなく、論争が続いている。
アメリカの暗号解読班は暗号を知り尽くしていた。それは、アメリカが初めてこの暗号を破ったのは、1920年代のことだったからである。1941年頃日本はアメリカの暗号を出し抜こうと、この暗号に三ヶ月毎に細かい変更を加えていた。Jシリーズ暗号の三つの各々が1941年に使用されたが、一日も経たないうちに破られてしまった。アメリカの解読班の裏をかく事はできなかったのである。Jシリーズは元々皮肉を込めて暗号関係者の専門語で「直接法」と言われている方法で解読された。直接的と言われる所以は、日本外務省の急使の手荷物を盗むなどの手段が用いられたからである。

開戦前から真珠湾攻撃を察していた?

日本側が真珠湾空襲に先だってなされるべきであった対米最後通告が、真珠湾攻撃開始から50分近く遅れてしまいました。

その結果、日本は「真珠湾攻撃を騙し討ちした卑怯な国」だと烙印を押されてしまう。

日本側の対米通告がなぜ遅れてしまったのでしょうか。
単なるミスか、故意か、あるいはそれ以外の事情があったのでしょうか。
「12月6日午前6時30分(ワシントン時間、以下同じ)
 901号電発信。内容は「ハルノートに対する対米覚書を別電902号で送る。長文なので14部に分ける。極秘。アメリカ側通告時間は追って指示。いつでも手交しうるよう準備せよ」、通称パイロットメッセージ。 
時間不明 :「機密漏洩防止の為覚書作成にはタイピストを使わぬ事」の指示。
12月6日午前6時30分:902号電1部目発信、
12月6日午後0時30分:902号電13部目発信、
12月7日午前2時00分:902号電14部目発信
12月7日午前2時30分:904号電発信 内容は「7日午後1時(ホノルル時間7日7時30分、日本時間8日午前3時)に野村大使よりハル国務長官に本件対米覚書を直接手交せよ」
この最後の904号電が大使館に配達されたのは7日の午前7時頃。
電信員が解読してタイプが終わったのが午前10時30分、902号電14部目が午前11時30分。
さらに大使館員の不手際により、暗号解読、タイピング作業に予想以上の時間がかかったと言われており、開戦後のワシントン時間午後2時20分頃に宣戦布告文が手交されたとなっています。

ゼロ戦の悲劇が始まった

ニイハウ島の牧場に胴体着陸した当時21歳の一飛曹の西開地重徳(にしかいち・しげのり)が非業の死を遂げた「ニイハウ島事件」。
失神状態だった西開地に、突然の来訪者が現れたことで気が高った島民たちに襲撃され、機内にあった拳銃や飛行暗号表、地図などの書類を奪われてしまったのです。

そのようなことが発端となり、島民との関係はさらに悪化し、ついに暴行を受けて殺害されてしまいました。
戦陣訓の「生きて虜囚の辱を受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ」の一節が骨の髄まで染み込んでいることを目の当たりにしたのだった。
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socialzine編集部 socialzine編集部